交通事故による可動域制限
1 可動域制限の概要
交通事故に遭ってから、肘や膝などの関節が曲げづらくなったり首や肩などが動かしにくくなったりしたという場合、可動域制限の状態にあることが考えられます。
交通事故によって可動域制限が起こるメカニズムの一例として、事故の衝撃を首へ受けることで、次回の衝撃から首や脳を守ろうとその周囲の筋肉が硬くなるため、可動域制限につながるというものが挙げられます。
この場合、事故の衝撃が強いほど筋肉の硬直具合も増し、可動域制限の程度も重くなるといわれています。
また、首の筋肉の中には、肩や背中までつながっているものもあるため、事故に遭うと、首だけでなく、肩や背中なども動かしづらくなってしまうということもあります。
2 可動域制限がみられたらお早めに接骨院へ相談を
少し動かしづらいだけだと、そのうち良くなるだろうと放置される方もいらっしゃるかと思います。
ですが、適切な処置を受けずに普段と同じように過ごすことで、無意識のうちに動かしづらい部位に負荷をかけてしまうということも考えらます。
そうすると、ますます動かしづらくなったり、事故からいくら時間が経っても動かしづらいままであったりするなどの状態になってしまうおそれがあります。
そのため、事故に遭ってから少しでも動かしづらいと感じる箇所があれば、お早めに接骨院へ相談していただくとよいかと思います。
3 整骨院での可動域制限に対する治療
厳密には整骨院での治療は施術といいますが、一般的には整骨院が行うものについても治療といわれることが多いので治療と記載します。
どこの筋肉が硬直しているのか、筋肉がどれほど硬直しているのか等を、実際にお身体に触れて確かめます。
また、どれほどの可動域制限が生じているのか確かめるため、無理のない範囲でお身体を動かしてみます。
こうした検査を通して、可動域制限の原因となっている箇所を特定したら、状態に合わせて、さする・もみほぐすといった手技を行ったり、その箇所を温めることで血流を促進し、痛みや筋肉の硬直を緩和させたりしていきます。
当院でも、交通事故による可動域制限の治療を行っており、再発を防止するための治療も行っています。
野洲やその周辺にお住まいの方で、事故後動かしづらい箇所があるという方は、一度ご相談ください。